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 2-2 カルシュウムについて


カルシュウムは、身体にとって有益な栄養素の一つである。欠乏すると身体がだるくなったり、イライラする原因となる。また、このような細胞内における化学物質としての役割だけでなく身体を支える土台となる骨格を形成するという重要な使命がある。火山国である日本は土壌にカルシュウムが少なく、日常の食事の中では不足し、意図的にカルシュウムを多く摂取する必要があるといわれる。


骨を育てるためには、小魚類や乳製品などの食物や錠剤などからカルシュウムを摂取することとなる。また、運動により骨に刺激を与えることはカルシュウムの吸収を促進し、トレーニング効果を増大させるのである。さらに、太陽にあたることもビタミンDが供給され、カルシュウムの取り込みが促進される。


戦後の食糧難の時代に育った私は、貝やコンブ、干しいか、ジャコ類等少々固くとも何でも噛んで食べた。干物は、噛めば味が出て来て大変おいしかったことを思い出す。また、幼少の頃から母親に、近くの琵琶湖から取れる川魚(小魚・エビ)等大豆と一緒に炊いて食べさせられたし、自分も太陽のもと友人と川で魚とりをよくやった。お陰さまで身長も大きくなったし、歯も丈夫になったと思っている。約四十年間一回しか歯医者にいったことがない。恥ずかしい話だが二○〜五○歳まで歯を洗ったことがなかった。しかし、遠征・出張でホテルや旅館で泊まったときには備え付けの洗面具を使って、少しあらっていたかも・・・ときどき「モヤシそば」や「味噌ラーメン」の大盛りを食べると、決まって歯が輝いていたので、洗うよりも食べることにしていた。多分、もやし・にんにくがその原動力となったと今では考えている。


人間も太古の昔は魚類であったことから海(川、湖)産物を積極的に食べることは身体によいと信じている。