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 2-15 唐がらし


一般に、「唐がらし」とはどんなものかとひとに尋ねてみると、「赤い辛い香辛料で、韓国料理のキムチにつかうもの」という答えが返ってくる。誤りではないが、他に、ししとう、青唐がらし等がある。甘い唐がらしもあるのだ。


幼少の頃より、甘いものも好きであったが、醤油のようにからいものも好きであった。母親より、「からいものばかり食べていると、頭が悪くなる、背が伸びない」等いつもいわれた。昔の人はみんな同じ考えで、身体にいいなどという人は誰一人としていなかった。しかし大人はからいものを食べていた。タバコに関しても、悪いといっている大人達、即ち博士や先生(校長)ら偉い人達がほとんどみんな、医者までもタバコを吸っていたことが不思議であった。


一般に、唐がらしやキムチ、にんにく等食べているものは馬鹿者扱いされていた。万人にとって害のあるものならば、国で禁じられるだろうと思う。韓国の人々はみんなおいしく食べているのである。青唐がらしは酒の肴に最高だ!今は、朝食の味噌汁、漬け物、ダイコンおろし+ジャコ等にもすべて唐がらし(韓国みやげ)を振りかけて食べている。朝食後はいつも頚の後ろあたりに汗をかいている。夏は食後一回は必ずシャワーを浴びないと汗が止まらない。何故汗が出るのだろうと考えたとき、血液の流れが良くなるからだと判断した。風邪をひいたときなど生姜をすって味噌汁に入れた。汗が出てとても身体が楽になった。すり「わさび」では汗は出ない。すり「山椒」でも出ない。まだ実験中であるが、続けたいと考えている。今のところ、「唐がらし」の食べ方は、温かい味噌汁の中に入れるのが効果的であることが確認された。朝食をしっかりとって汗をかくことによって、その日一日の「元気でやろう!」というエネルギーが出て、燃え上がるような挑戦意欲がわいてくるようになる。